創発学術院長に津田一郎教授が就任

2022年4月1日より、創発学術院長に津田一郎教授が就任いたしました。
引き続きご支援賜りますよう謹んでお願い申し上げます。

津田一郎
中部大学創発学術院長、AI数理データサイエンスセンター長、教授
専門分野:複雑系脳科学、数理科学、カオス学


【院長からのご挨拶】
総長特区の創発学術院は、中部大学の建学の精神「不言実行、あてになる人間」のもと、新たな学術の創発を目指して2016年4月に設置されました。創発学術院の特徴は構成する教員の研究分野の多様性です。物理学、数学、心理学、化学、微生物学、教育学、地球環境科学、霊長類学、経済学、生物学、工学、民俗学、哲学などの異なる研究分野のインタラクションによる創発に関心のある研究者が、研究分野を超えて集まっているのが創発学術院の強みです。学術領域を超えた研究者の交流が生み出す可能性は無限であり、各分野内では限界が見える課題に対しても異なる分野の専門家が知恵を出し合って解決に導くような部局になることを期待しています。一例として「脳と心」の研究がありますが、これを単に脳科学と心理学の融合研究とするのではなく、「普遍人間学」(Universalitas Anthropologia)としての「脳の数学原理」(Cerebri Scientiae Principia Mathematica)研究という観点から研究するということであります。また、私学と国立大学という異なる組織間での学生、研究者の自由な交流ができる基盤整備も創発学術院が力を入れていることです。私学と国立大学のお互いの強みを強化し、学問の自由な交流をとおして創発学術院の目指す「その先へのブレイクスルー」を実現していきます。今年度は、西浦廉政北海道大学名誉教授を客員教授としてお招きし「創発型頭脳循環」を開始します。西浦先生からは「コモンズの数学」という時宜を得たテーマをいただいておりますし、飯吉理事長・総長からは「地球のアイデンティティー」を明確にすることという命題をいただいておりますので、学内においても議論を深めさまざまな機会に創発学術院としての発信をしていく所存です。

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